エネルギー・ダイエットのすすめ

ストップ温暖化を杉並から

暑い。とにかく暑い毎日です。
気温30度以上の日がこんなに続くなんてこと昔はなかったのでは——と思っていたら、やっぱりそうでした。東京の最高気温が30度を超えた日数を80年代と比べると約2倍になっている、とTVで報じられていました。

ヒートアイランド化が進行していて、地球温暖化ということばをいやでも実感させられます。地球の温度がこれ以上上がるのを何とかいまのうちに食い止めなければ、と多くの人が考えています。そのためには電気・ガス・ガソリンなどのエネルギー消費を減らして二酸化炭素の排出を抑えなければならないことも、今や小学生も知っている常識です。

杉並区では、環境先進都市をめざす山田区長のもと、「省エネルギービジョン」が昨年策定され、今年度は具体的に進められようとしています。こうしたなか、区民発の「分権型エネルギー政策を市民・事業者・行政の協働で進め、脱温暖化を目指す」活動も始まりました。

エネルギー問題に関心を持つ市民グループと、東京電力などの事業者、区の環境課で構成される「杉並・地域エネルギー協議会」が7月に設立され、区内の家庭での電気・ガス使用量調査「エネルギー・ダイエット調査」の準備が進んでいます。写真は、スタート集会として住環境研究所所長、中上英俊さん(中央)を招いて開催された講演会のもようです。

エネルギー・ダイエットと言うと、「エネルギーを使って体重を落とす」ことかって?
違います。「エネルギー消費そのものを減らす」こと。
そのための使用量調査で、夏・冬3ヵ月ずつ数値を調べて、昨年の使用量と比較しながら消費を減らしていくのが目的です。

わたしもこの調査に参加します。昨年より10%エネルギー・ダイエットできればいいな、と思っていますが・・・・・・。