食の安全 区にできることを考える

わかりやすく正確に 加工食品のアレルギー表示

3年前日本で最初のBSE感染牛が発見されたことは衝撃でしたが、そのあとに発覚した牛肉偽装表示事件のほうが、消費者としてはより大きなショックでした。輸入牛を国産牛と偽って助成金を騙し取っていた食肉事業者が11月8日付でまた摘発され、ここのところしばらくニュースでも取り上げられなかったこの種の問題を思い出しました。

牛肉に端を発して鶏肉も、農産物や米まで、次から次へと食品の偽装表示の実態が明らかになり、「バカにするのもいい加減にして」という消費者の怒りは増大しました。国が食品安全委員会を設置したのはこのような社会状況での改善策だったはずですが、牛肉の輸入規制状態が長引くなかで、輸入再開に向け牛の全頭検査を取り止めようとする動きが進みそうで不安です。貿易バランスよりも食の安全が優先されるべきなのに。

さて目を地元に転じてみると、食の安全のために区にもできることはあります。そのひとつが「食品の表示」に関することだと私は考えています。適正に表示されているか店頭での監視や調査は身近な地域の活動になるからです。

区保健所が主催する「食の安全を考える討論会」は2002年秋に初めて開催され、3回目になる今年は11月6日、「加工食品のアレルギー表示」をテーマに開かれました。(写真)区内の消費者団体が商店やスーパーの商品を手にとっての調査報告がされ、アレルギー疾患の子どもをもつお母さんは、表示の示す情報の重大さについて語りました。

今こそ、食の安全!・・・・・・これは、私が自分の選挙で訴えた政策の柱のひとつです。身近な自治体(区)でのリスクコミュニケーションのしくみを確立させます、と公約した以上、行政施策を点検する義務があると思っています。