白鴎中の「公民」に「つくる会」はいらない

2006年7月25日 23時45分 | カテゴリー: 白鴎有志の会

どうなる 今年の教科書採択

日本中がゆれた“あの”教科書採択から1年になりますが、今年また採択があることはあまり報じられません。白鴎高校附属中で来年から使用される公民教科書がこの夏決まるのです。同中学は新設校のため来年初めて3年生のクラスができるので、中3で履修する「公民」だけは今年が採択年です。

昨夏、なんの議論もなく扶桑社の「歴史」教科書を選んだ東京都教育委員会が「公民」にも扶桑社を選ぶのではないかと危惧されます。これまで都教委がしてきたこと、その方法などからすれば、そう考えずにいられません。

私たち「白鴎有志の会」は、白鴎に続いて都立中高一貫校に改組された小石川・両国・都立大付属の各校同窓生有志のメンバーと「4校連絡会」として情報交換し、教科書問題を考える活動を協力して進めています。

この春から、「公民」教科書の内容について扶桑社版と他社版とを比較学習する会や、教科書問題の周辺をメンバー同士が調べ発表しあう場を設けるなどしてきました。その結果やはりどうしても、自分たちの後輩に「新しい歴史教科書をつくる会」編集の教科書は使わせたくない、と考えるにいたっています。

平和と民主主義、人権を学ぶ教科であるはずの「公民」が扶桑社版では「自衛隊」「皇室」「大日本帝国憲法」「国旗・国歌」「国民の義務」を重要視する内容とされ、男女平等の流れは大きく後退させられています。

7月18日、「白鴎有志の会」は都教委に要請を行い、扶桑社の教科書不採択と、米長邦雄教育委員にまつわる疑問への回答を求めました。

疑問とは、扶桑社版の代表執筆を担当した八木秀次氏の教育論の実践機関とおぼしき組織の、米長氏は実行委員会発起人でありながら今度の採択に加わることが許されるのか、という点です。

しかし都教委の回答は「氏個人の行動には関知しない」というもの。まったく承服できません。