一度聞いたら忘れない施設名「ほっぺパーク」

2006年11月4日 22時33分 | カテゴリー: みんなの健康と福祉

保健福祉委員会の行政視察で

保健福祉委員会の行政視察で10月24〜26日、九州へ行きました。2日目の別府市での視察先、子育て支援拠点の複合施設「ほっぺパーク」と身障者が働くコミュニティ「太陽の家」が印象に残ったので、その報告を。

「太陽の家」は1965年の設立時に作家・水上勉がつけた社会福祉法人の名前ですが、同時に身障者のための施設全体の名前でもあります。別府市亀川という町の一角を占める広大な土地に、企業との共同出資で設立した会社や福祉工場、授産施設、宿泊施設、スポーツセンターなどが建ち並んでいます。

工場以外でも敷地内のスーパーや銀行の窓口で障がい者がふつうに働いているので、店内のつくりが車椅子でも対応できるようなゆったりした仕様になっています。創設者の医師、中村裕氏の「保護より機会を!」という言葉はいまのインクルージョンの考え方の先取りといってよいかもしれません。

今年4月の時点で障がい者約750人、健常者440人がこの町で暮らし、あるいは通勤しています。企業が本気になればこれだけのことができる、という見本のようなものです。1自治体にひとつこんな町があればいいのに、と思います。

「ほっぺパーク」は1階が保育所、2階は子育て支援センター、3階が児童館という、昨年オープンした複合施設です。かわいらしい名前は施設の愛称募集に応募した959点の中から選ばれたものだそう。一度聞いたら忘れません。

名前だけでなく外装や内装も可愛いパステル調の色彩で愛らしくまとめられ、何より、壁や床にほとんど天然木が使われているのが最高のぜいたく。それだけに、総工費に6億2,500万円(土地代を含む)かかっています。

子どもの暮らす空間はやっぱり木がいいなあ。感触がなんともいえません。でも杉並区ではとても無理、せめて部分だけでも、ということになるでしょうか。

帰りぎわ職員の方から「ゆう杉並」について聞かれました。「バンド練習ができるスタジオがある中高生の居場所」をぜひ見たいと言われ、どうぞお待ちしていますと答えました。