大臣、あなたはまだわかってない

2007年2月10日 09時58分 | カテゴリー: 女性・ジェンダー

「産む機械」発言を反省してもらっても

本人は悪気がないだけにたちが悪い。女性を「産む機械」にたとえて「数が決まっているのだからひとり頭でがんばってもらわないと」という、例の発言のあとに子ども2人を「健全な希望」とする発言。あ〜あ。

宴席でそこらのオジサンが言ったのならだれも怒らないし気にも留めやしません。ごく当たり前。常識の範囲。非難するほうが大人気ないと言われます。

宴席でなくたって、人がどんな考えを持とうとその人の自由だしだれでも意見を表明する権利があるのだから、それをとやかく言うつもりはありません。

ただそれが、日本の少子化対策の最高責任者たる厚生労働大臣の、公的な場での発言だったから、私たちは「それはないでしょう。そういう考えの人にそのポストは向いていないので辞めてほしい」と言ったまでのことです。

集中砲火を受けたのでとにかく小さくなって首相は「陳謝」、ご本人は「深く反省」して嵐が過ぎるのを待っているのかもしれないけど、違うんだなあ。

私たちは、というか少なくとも私は、あなたがたに謝ってほしいわけでも、反省してほしいわけでもない。まして「今後職責をまっとうするようがんばる」と言われると、「いいえ、あなたにはがんばってほしくないです」と返さざるを得ない。

女性は「産む・産まない」を選ぶ権利が保障されたうえで、「産む」と決めたら安心して産み・育てる環境が整備され、子どもとの生活を楽しめるよう地域全体が子育ち・子育てを応援するような社会を、私たちは求めているのに。

審議拒否して時間を浪費する野党もどうかと思いますが、「これだけ謝っているんだからもういいじゃないか」と言わんばかりに論点をうやむやにしようとする与党には不信感しかもてません。