私はなぜ「市民の代理人」をめざすのか その①

生活者ネットには現場がある

都知事選はまったく不本意な結果に終わってしまいました。残念でなりませんが嘆いている時間はありません。自分が立候補を予定している区議選がもう間近です。あらためて、「なぜチャレンジするのか」頭の中を整理してみます。

縁あって4年前。自分の人生の一時期、広く人のために尽くしてみよう、と自分に言い聞かせて区政に挑戦して、いまがあります。でも議席を獲得してからは戸惑うことばかり。

私は議員を職業としてではなく市民活動のひとつの役割としてポストについているのに、なぜこんな世界に入ってしまったんだろう、という違和感にさいなまれることしばし。議論のない議会、発言しない議員、長くやっている、あるいは大会派にいるという、ただそれだけで偉そうにしている議員、それを行政は「先生」ともちあげる。なんなのこれって。

議会制民主主義はしょせん多数決でものごとが決まっていく、少数派の意見は聞き置かれるだけ。政策を実現しようと本気で思ったら多数派の側に行かないとダメなのか、と苦しみもしました。区の幹部職員からは少数会派が何を言うか、というようなことを露骨に言われたこともあります。

では私が議員でいる意味はあるのか。それは、あると思います。私が議員でいることは、地域に暮らす市民の代理として議席を確保することだからです。

また生活者ネットの強みは現場をもっていること。地域の活動があり、さらに東京全体としての活動をもっていることです。外環などの道路建設やごみ問題、プラスチックの焼却など、自治体を超えるイシューについて、連携した動きが取れることは、ほかの政党にまねができないことです。