進藤久美子さんの「女性と政治」論

2007年7月8日 21時00分 | カテゴリー: 女性・ジェンダー

女性議員の増加は社会を変えるのか

生活者ネットは女性ばかりの議員を輩出している政治団体で、活動もほとんど女性が主体ですが、私たちにとってそれは当たり前のことで、自分たちの運動が持っている女性性をふだん気にしていないせいなのか、これまで案外、「女性と政治」というテーマで話すことが少なかったことに今回気がつきました。

今回というのは、7日ひさびさに開いたネットサロンのこと。米国の女性政治が専門の大学教授、進藤久美子さんから「元気な女性が政治・社会を変える」というタイトルでお話を聴く会。2時間たっぷり、中身の濃い講義を受けたと同時に、私にとっては重たい課題もしょってしまった、というのが正直な感想です。

女性の政治参画の度合いを国会議員に占める割合で見ると、日本は衆議院(他国では下院)189か国中126位、先進国中最下位!低いもいいとこですが、長きに渡って1%台だったものが9.4%になったのは大変な上昇です。

でも他の先進国を見ても、一番よくてドイツの17位31.8%。英国は59位19.7%、米国80位15.2%。もうちょっとで女性大統領が誕生しそうだったフランスでさえ100位、12.2%に過ぎないのは意外ですが、いずれの国でもこの比率が上昇を続けていることと、この流れが後戻りしないのは疑いようがありません。

今年の統一地方選挙で杉並区の女性議員が3分の1になったことをとらえて進藤さんは「これで(杉並区が)変わらなければ大変なことになる」と言います。だって私の研究のすべてがこれにかかっているんですから、と。

つまり進藤さんは、女性が増えた議会で、生活の場に根ざした、たとえば福祉の分野でこれまでの社会ルールを改めさせるような提案をせよ、と私にハッパをかけているのです。この機会にやらないでどうするの、ということでしょう。

進藤さんは杉並・生活者ネットの会員として、この前は私の選挙を手伝ってくれるなど、現場を尊重する研究者なのです。それが彼女のこわいところです。

        写真 前列中央が進藤久美子さん