住基ネットは始めからいらない

2007年12月15日 23時10分 | カテゴリー: 憲法・平和・社会

杉並区はドン・キホーテに似てるかも

03年8月に鳴り物入りで住基ネットシステムが本格稼動して3年以上になるのに、全国民のわずか1.1%にしか住基カードは普及していないのだそうです。

住基ネットは市民にとっては住基カードがあって初めて利用できるシステムで、カードは希望者が役所に申請し有料で交付されます。自治体により300〜500円だそうですが取得した人がすごく便利に活用しているということはないらしく、カード所有者のうち利用する人は、1%よりさらに少ないと思われます。

システム未接続の杉並区で区民から不平や不満の声は聞かないし、なくて困るものでもなし。住基ネットシステムそのものが始めから不要だったのです。

それなのに国が法制度化を進め、各自治体に住民情報の接続義務が課されてしまった。住民基本台帳にかかわる事務は自治体の仕事なのに、情報はまとめて差し出せといっているようなシステムのあり方は、確かにおかしいと思います。

また電子上にいったん載った個人情報が自分の望まないところに流出しないとは限らないから信用できない、あるいは個人情報を国家が一元管理しようとすることそのものがいやだ、と考える人も多いはずです。私もそうだから。

住基ネットは自治分権の流れに逆行している、またプライバシーを自分でコントロールできる権利が保障されるべきだ、として国と都を訴えてきた杉並区の言い分はだから分からないわけではありません。

でも、それを訴えるのが裁判という手法によらなければならないんだろうか?——と、ふつうの市民は思うわけです。

杉並区はついに最高裁にまで駒を進めましたが、これまでの負け方を見るに、素人考えですが互いの主張がかみ合っていない、論戦になっていないように思えます。なんだか、風車に挑む騎士ドン・キホーテに似てるなあ・・・。

写真 動物の頭骸骨(ホンモノ)で、草食、肉食で歯の形が異なることを確認する 11/16ネットサロン