「昼休みに閉まってる図書館」は改善されそう

第2定例会の議会質問より ②

12学級以上の規模校には司書教諭を配置する、という学校図書館法の基準は、杉並では満たされています。しかし実際には先生たちはその業務にあてるだけの余裕がなく、教務の忙しさのため役割が必ずしも果たせていません。昼休みでさえ鍵がかかっている学校が少なくないと聞きます。

先日の朝日新聞で、「学校図書館を考える全国連絡会」という市民団体が都内の公立小中学校における学校司書などの配置状況について調査した結果が報道されました。07年5月現在、23区中9区、30市町村中19市町で専任の図書館指導員が配置されていました。ただし非常勤職員、臨時職員、有償ボランティアなど、いずれも雇用形態は不安定で正規の職員はひとりもいません。

人事権を持つ東京都は専任司書を配置する考えがなく、そのこと自体が問題ですが、教育立区をめざす杉並として、区独自で司書配置に関する改善策に取り組むべきだと思います。なおこの調査で杉並はゼロとされましたが、実は有償ボランティアの形で司書の有資格者ががんばっている学校があります。それなのに、そのことが他の学校に共有され広がっていかないのはどうしたことか。

一度に全校が無理なら、数年かけて設置していく、現在ボランティアで活動している人の中から有資格者を専任に位置づける、司書の有資格者を区民から募る、などできることから対策を、と思い区の見解を質問しました。

これに対する区教委の答弁は、「司書教諭、図書担当教諭のもと、地域のボランティアの活用で・・・」という、従来の路線とおなじもの。ただ昼休みに閉館している学校については「早急に改善」を約束しました。

ボランティアの活用は、いま学校でさかんに進められています。図書ボランティアとして本の整理や読み聞かせ活動に手を挙げる人は多く、そういう人たちが現実に学校図書館の運営を支えていることは確かです。

けれども志のあるボランティアだけでは、学校図書館が本来の目的にそって有効に機能していくことはむずかしいといわなければなりません。ボランティアの活動がいかされるよう、その人たちをまとめ、専門的知見から指示を出し、仕事をコーディネートする責任者が必要であり、その意味でも司書は必要なのです。

写真 杉並ネット事務所で打ち合わせをする 6/18