政権交代がなければ「沖縄」を考え直すことなんてなかった

2010年4月25日 02時15分 | カテゴリー: 憲法・平和・社会

こんなときだからあえて言う、「鳩山さんがんばれ!」

「4・18 保坂のぶと、新たな挑戦。杉並から全国へ」集会で
「4・18 保坂のぶと、新たな挑戦。杉並から全国へ」集会で
いま「沖縄」といえば米軍基地移設問題のことですが、鳩山首相が「5月までに決着」と公言する、そのタイムリミットがカウントダウンに入ったせいか、議論の場がさまざま設けられているのはいいことだと思います。

20日には「市民セクター政策機構」が明日川融(あけたがわ・とおる)さんを講師に呼んで開いた学習会、24日には「憲法ひろば・杉並」の講演会に参加の機会を得ました。

明日川さんはいま7大学で教鞭をとっているそうですが、米軍基地問題についての著作も多い専門家です。普天間の海兵隊基地を辺野古に移設できなければ(それを受け入れなければ)、沖縄県内の他の基地に関する負担軽減はない、という「パッケージ論」を日本に迫ってきた米国と、そのパッケージ論の呪縛から逃れられない日本。日米関係を歴史の面からひもときながら、両国のあり方をとらえ直そうという問題提起がされました。

憲法ひろばの講師は前田哲男さん。護憲論者という立場を明確にする軍事評論家でありジャーナリスト、いま沖縄大学の客員教授でもあるそうです。「表の密約」と「裏の密約」の二重構造が戦後の日米史に反映されてきたこと、密約の存在が公式に認められたことの重大さ、それを可能にした政権交代の意味について指摘されました。

すなわち民主政権のだれも、歴史的に密約にかかわっていない——。

共同通信の石山永一郎さんは、最近ワシントン・ポスト紙が鳩山首相を愚か者呼ばわりしたと報道されていることについて「米国の言いなりだった自民政権時には考えられなかったこと。ようやく一人前として扱われるようになった。画期的」とまでいいます。

また「辺野古移設案を受け入れようとしない鳩山政権が米国で大ひんしゅくを買っている」という報道は事実と異なる、という話を別の機会に森達也さんから聞きました。保坂のぶとさんの集会(写真、4/18)でのこと。ゲストとして招かれマイクをとった森さんの最初の一言は「政権支持率の調査って、こんなにしょっちゅうやるものなんでしたっけ?」でした。

私も新聞、TVなどのメディアがおもしろがって支持率調査をし、低下ぶりを強調してみせて新党結成を重大事のように持ち上げることに違和感を拭い去ることができません。

政権交代ができたから、「沖縄」を自分の問題として考えようという機会が増えたのは確かです。こんなバッシングの嵐の中だからこそ、あえてこの政権維持のために「鳩山がんばれ」と言いたいと思います。