友人の投書「政治の現場に小林千代美議員が必要」

『週刊金曜日』掲載の全文を紹介します

13日、公務員の政治活動をめぐって「表現の自由」を抑圧する司法判断が示され驚きましたが、いまの規制だらけの公職選挙法についても問題があります。生活者ネットワークとしても政治活動への市民の自由な参加を保障すべきという立場から、公職選挙法は改正すべきと考えています。

ところで「白鷗有志の会」の仲間、尾形修一さんの投書が5月14日発行の『週刊金曜日』に掲載されました。白鷗高同窓生の小林千代美衆議院議員について「活躍を期待する」という趣旨です。私も同窓生だからという理由ではなく、その内容への賛同と、また組合活動や労働運動そのものを委縮させようとする勢力に対し異議を唱えたい気もちから、全文を紹介します。

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民主党・小林千代美議員が「北教組」問題などで窮地に立たされている。個人的に小林さんを知る機会があったものとして、事態を心配している。

 もともと小林さんは北海道の人ではない。東京の高校、大学卒業後、就職した食品会社で北海道勤務となり、そこで労働運動などに関わった。

 小林さんと私は高校の同窓である。東京で公立初の中高一貫校となった白鷗高校である。都教委は白鷗附属中に「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を採択し、この事態を憂慮した私は同窓生有志とともに反対運動を行ってきた。その中で、当時1期目の小林議員からメールをもらったのである。教科書問題は北海道でも取り組み、国会でも歴史認識問題を取上げた、母校の活動にもお役に立てれば、という趣旨だった。昔の担任から連絡があったという。

 そこで早速、パンフに寄稿をお願いしたところ、快諾を頂いた。「『この教科書、なんだか恐ろしい』この声をもっと大きくしていかなくてはなりません。そして教科書問題の背景に何があるかも多くの人に伝えていただきたいのです。」「私は12月8日生まれ。名前(千代美)は『君が代』を連想させます。」「平和と平等、民主主義を守る運動は私のライフワークです。」という熱いメッセージだった。

 残念ながら直後の郵政解散で議席を失ったが、昨夏カムバックを果たした。小林さんは民主党には貴重な平和と人権を守る「市民派議員」なのだと思っている。今後も政治の現場で小林さんの存在がますます必要だと思う。小林さんの活躍の場が開けることを切に願っている。