「中途で投げ出す首長の退職金は減額」横浜市の場合

2010年5月31日 15時52分 | カテゴリー: 自治と議会とまちづくり

議員提案で条例改正した市議会

臨時議会(5/31)で区議会議長選挙の立会人として開票作業を見守る
臨時議会(5/31)で区議会議長選挙の立会人として開票作業を見守る
5月31日、臨時区議会が開かれ、区長の退職期日の変更に同意を求める議案が議長より提案されました。5月25日、山田区長が富本議長にあてて「5月31日に辞任したい」という辞職願を提出したことをうけて、本来ならば届を出した日から20日後に失職するところ、それより早い31日に区長の希望通り退職できるよう区議会に同意を求める、というもの。

生活者ネットは反対としました。区長が辞めたいというのを止めはしないのですが、そうはいっても任期途中で区政を投げ出すのは区民を軽視しています。同僚の市橋が「辞めるのはけっこう、でも無責任。地方自治をないがしろにしている」という趣旨の反対意見を述べました(こちら)。

区長の任期途中での辞任と聞いてすぐに思い出したのが、山田氏の盟友、前横浜市長の中田宏氏のこと。松下政経塾の同窓生というだけでなく「つくる会」の教科書を採択したことも今回の新党設立もいっしょ、そして辞め方まで同じとは、よほど固い絆で結ばれた同志なのでしょう。

横浜市では昨年、市長に続いて副市長まで辞めてしまい、市議会への説明責任を果たすことなく、しかし相当額の退職金は支払われるという事態に。そのことを受け、「特別職の退職金は議会が減額を決めることができる」条例改正がされました。

最初に議員提案をしたひとり、市議の若林智子さんのHPにその経過が報告されています(こちら)。杉並区でもこのような制度が必要です。反対意見ではそのことも述べました。

山田氏は新党の顔として東京選挙区で参議院選に出馬だそうです。杉並区民を踏み台にして国政にのし上がろうとする政治家をどう評価するのか、選挙民の見識が問われるところです。