可燃ごみに占めるプラ混入率を減らす目標設定が必要では

2010年6月10日 08時30分 | カテゴリー: ごみとリサイクル

2010年第2回定例会 議会質問より①


杉並区が容器包装プラを資源として生かす施策(容リ法にもとづくリサイクル)を継続していることを評価しつつ、プラスチックの焼却がもたらす環境汚染とCO2排出量の増加を懸念する立場から、ごみ全体の中で燃やすプラを減らすことが重要と考え、今回、質問しました。

今般、改定した環境基本計画の「改定案」は2月時点でプラ製容器包装年間回収量の目標数値が平成22年度5,200トン、平成25年度5,800トンと、「増やす」計画でした。驚いて3月の予算委員会で質問したところ、分別を徹底させリサイクル率を上げていく目的で数値を拡大させるのだ、という答弁でした。

私は、リサイクル率を上げることと回収量を増やすことは別で、発生抑制が必要であり、プラ製品そのものの使用を抑えていくような生活提案をすべきでは、と3月の予算委員会で質問しました。その後、パブコメを経て策定された環境基本計画では、目標数値が増えるのでなく横ばいに修正され、納得したところです。

容器包装プラのリサイクル率を上げるため、回収率を上げる取り組みが必要です。可燃ごみに占めるプラ混入率が、直近の区の家庭ごみ組成調査では7.6%になっており、この中には容器包装が相当量含まれていると考えられます。

区に原因分析をたずねたところ、「単身世帯の増加、地域社会とのかかわりの希薄化、分別や資源化に対する個人の理解・関心の低さ」などが原因、との認識でした。杉並区では毎年人口の5分の1から4分の1の人が転出入し、絶えず人が動いています。啓発活動も意識的に間断なく行われなければなりません。

こういう質問に区は「啓発活動はこれまでもやってきた。これからもがんばる」と答えるのが常で、今回もまさにそう。こちらも具体的ないい提案ができればいいのですがそれができないので、答弁がつまらないのを責められない…。

改定された環境基本計画には、容器包装プラスチック回収量の目標値が設定されていますが、可燃ごみの中に占めるプラスチック混入率を下げる目標値が見当たりません。削減目標を立てるべきでは、との問いには明言を避け、「区民一人ひとりにごみ減量と資源化の必要性に理解を深めてもらう」との答弁でした。