特別な支援が必要な幼児に「遊びのグループ」予算化を

2010年10月18日 23時19分 | カテゴリー: 子どもと人権

決算特別委員会の議論より①

容リ法改正に向けた署名活動 10月18日西荻窪駅前で
容リ法改正に向けた署名活動 10月18日西荻窪駅前で

発達障がいや配慮の必要な子どもが増え、こども発達センターの対応はもう限界、対策をと指摘されて何年もたちます。区では「就学前の障害児教育のあり方検討会」を外部の専門家も交えて設置し、議論が進んでいるところです。

発達障がい児の療育は早期に始めることが望まれていますが、そのためには早期に発見されなければなりません。区は1歳半検診、3歳児検診、5歳児検診を実施して早期発見をめざしていますが、それでもまだ見逃されてしまうことがあり、生活者ネットは「2歳児検診を」と求めたことがあります。

そのときは「難しい」という答弁でしたが、要は支援につながるようないろいろなルートがあったほうがよい、ということです。

困難のある子を早期に見つけ母子ともに支援できるよう、具体的な対策のひとつとして企画された「遊びのグループ」は予算がつかず事業化が見送られていました。しかし今回、ぜひ実現をと委員会で質問したところ、「検討会でもそのように言われているので」と前向きな答弁が返ってきました。

早期に発見し早期に療育が始められるようなしくみができるということは、問題を抱えた母親の支援にもつながるはずです。子どもを通して虐待や貧困が見つかることも、お母さんのうつ傾向やDV被害が見えることもあるでしょう。

生活者ネットは、障がい児に対する医療・療育・教育機関の連携システムをつくり個別の支援計画による一生涯にわたる支援体制を確立するよう、区への予算提案書に毎年盛り込んできました。今回ようやくすこし実現しようとしています。

とにかくお母さんが早い時期に気づくことが重要であり、気づいたときに一人で悩まず誰かに相談できること。アクセスしやすい電話でも、話しやすい保健師さんでも、チャンネルがあること。その意味でも「遊びのグループ」は意味があります。

配慮の必要な子が何らかの地域資源につながりさえすれば、切れ目なくずっと、その子に合った適切な支援が学校に行っても、社会に出ても受けられる杉並区になりたいものです。