「交渉会派は4人以上」とした大会派の少数派いじめ

2011年5月1日 02時28分 | カテゴリー: 自治と議会とまちづくり

「議会改革」の看板は返上を

交渉会派めざして3人になったのに
交渉会派めざして3人になったのに
杉並区議会には「幹事長会」という、明文化されない機関が長期にわたってありました。明文化されていないが議会運営の打ち合わせ会として、交渉会派の幹事長が出席する、実質上重要な場は昨年末に「理事会」になりました。

公開されず秘密会であり議事録も残されないので、法的な位置づけとしてこれをオープンにしよう、と昨年12月議会で大会派37人より「幹事長会を廃止して議会運営委員会理事会を新設」という提案がされ、成立しました。少数会派7人も議員提案しましたがこちらは否決。この件のことはこちらに書きました。

今期最後の理事会が先日開かれ、信じられないようなことが決まってしまいました。交渉会派の条件を満たす最少人数を現在の3人から4人に引き上げるというのです。

杉並区議会と行政は3人以上の会派を「交渉会派」として一人前に扱い、その幹事長たちで理事会が構成されることになるので、生活者ネットは「交渉会派」になることをめざして3人になることを目標とし選挙に挑んできたのです。

交渉会派になるなら生活者ネットが3人になることを応援しよう、と思ってくださった有権者がたくさんいたから、私たちは3人とも当選できたのです。それなのに私たちが3人になったとたん、今度は4人だ、とは。これが少数派いじめでなくて何でしょうか。生活者ネットが理事会に入ると困ることがあるのでしょうか。

4人とする根拠を「自治法上、議員提案権が行使できるのは議員定数の12分の1、すなわち48人の12分の1」というのはいかにももっともらしく聞こえますが、議員提案は会派としてするとは限りません。会派でしろという決まりがあるわけでもなく、現にこれまで私たち生活者ネットは他の会派と合同で提案してきました。

「12分の1」を根拠に交渉会派の要件を決めている区が約半数あるとはいうものの、杉並がこれまで3人でやってきて不都合があったとは聞いていないし、変えることで影響を受ける直接の当事者、すなわち少数会派に意向を聞くこともなく4人の幹事長と副議長で決めてしまうことには納得できません。

もし変える必要があるとしても、それを任期切れぎりぎりのタイミングで決めることはないでしょう。選挙後の新しいメンバーで構成される議会で議論すべきではないのか。こんなことをするのなら「議会改革」の看板は今すぐ返上すべきです。