太陽光発電所長の会「CELC」10年目の総会

2011年5月29日 23時04分 | カテゴリー: 地球温暖化と省エネ

「原子力から太陽光へ」依存先を置き替えるだけでいいのか

東京・神奈川圏内の太陽光発電設置者の会「クリーンエネルギー・ライフクラブ=CELC」が2001年に設立され、今年はちょうど10年になります。私はこの会の前身「クリーン・エネルギー普及調査会」のころに理事として関わっていましたが、2年前にわが家も太陽光パネルを設置し「発電所」入りを果たしたので、会員になりました。

CELC会員はいま95名。会員が毎月1回報告する発電量の記録は蓄積され、実践データとして貴重な資料になっています。わが家の発電効率は毎月トップか2、3位で、それが日照の(量?質?)せいなのか屋根の傾斜角度のせいか、パネル機器の性能がいいのかは専門家に聞いてもわからないのですが、毎月の計測が楽しみになっていることは確かです。

「脱原発」の声が大きくなるなかで迎えた今年の総会は、しかし、急激に広がりつつある太陽光ブームに対する警鐘の言葉で始まりました。

フランスで開かれたサミットG8で菅首相が「太陽光パネル1,000万戸に設置」を言い、神奈川県知事やソフトバンク孫社長のメガソーラー建設計画が華々しく持ちあげられるなど、原発事故が招いたいまの流行ともいえる現象を、代表の大野さんは「むしろ不安」といいます。

太陽光発電に対する過剰な期待は、これまでの原子力依存をそのまま太陽光に置き換えただけのよう。重い。ほんとうは暮らしを変えなければいけないことなのに、と。

CELCは、発電パネルが寿命を終えて廃棄されるまでを見届けていこうとしています。さまざまな原料素材が使われている太陽光パネルは、今はまだリサイクルが難しく、粗大ごみか産業廃棄物として扱われるしかありません。

大量にパネルを設置するということは、いずれ大量の粗大ごみを生むことになります。だからやはり、小規模の発電施設を身近な地域にもつこと、すなわち「エネルギーの地産地消」を構想していかないといけないのだと思うのです。