改革への前進?それとも… 杉並区議会の長かった1日 その①

議員提案「議運理事会の構成を4人から7人へ」、可決に

5月30日の区議会臨時会は、規則どおり午後1時に始まり、9時半過ぎてようやく終わりました。きっと杉並区議会(裏面)史に残るでしょう。

改選直後の「旧」議会運営委員会理事会で「交渉会派の要件は所属人数3人以上でなく4人以上」と変更されてしまったことがそもそもの発端でした。

「それなら」と私たちが「生活者ネット・みどりの未来」を結成して交渉会派入りを果たし、幹事長6人による代表者会議で共産党の原田幹事長と私が「統一歩調」を拒んだこと、役職人事の決め方に透明性を求めたこと。それが歯車を大きく狂わせた直接の原因だったと思います。

正直なところ、私は交渉会派の幹事長になったからといって、連綿と続けられてきた不思議な「議会村のシステム」にたいし、急激に改革を推し進めるのは難しく、むしろ風当たりを避けて少しずつ風穴を拡げていければと思っていました。だから議事運営には「協力的に」臨み、抑え過ぎたと後悔しているほどです。

代表者会議で決まったこと・決まらなかったことについて先日書きました(こちら)が、①理事会の構成人数を定める議案をどうするか②委員会の正副委員長を決める具体的方法をどうするか—の2点は臨時会の日に決着がつきました。

結論からいうと、理事会の構成を「現在の4人以内から7人以内に変更する」という議案を「ネット・みどり」と共産党の2会派11人が合同で、議員提案として提出しました。交渉会派数の「6」でなく「7」を提案したのは、少数会派にも参加が保障されるべきと考えたからです。3人以下の少数会派議員が現在7人おり、この中から代表として1名参加できるように、と。

ところが理事は「(明文化はされていないものの)交渉会派だけからなる」議会運営委員12人の中から選出される決まりとなっているので、この委員会に少数会派が参加できるように条例を変えなければなりません。同委員会への各会派の人数割について決めるとき、私は「ネみ」枠として充てられた2人のうち1人を少数会派に、と提案しましたが自民系2会派と公明、民主系の4会派代表から一蹴され、12人の割り振りが代表者会議ですでに決められていました。

そこで、「議運委の人数を12人から13人にする」という条例改正案を同時に、共産党と合同で議員提案することにしました。この議案は共産党幹事長の原田さんが提案説明を行いましたが否決されました。しかし、けしば議員や堀部議員からの質疑を通して提案のそもそもの原因となった「交渉会派要件引き上げ問題」に潜む杉並区議会の体質があぶり出されることになりました。

続けて私が提案説明を行った「議運理事を7人にする」という規則改正案には、「すべての交渉会派が参加する」「少数会派に参加の道を開く」という2つの提案趣旨がありました。後者の方は「議運委13人」が可決されなければ意味のないものですが、はたして、自民系、公明、民主系も賛成し可決されてしまいました。

「しまいました」という言い方をするのは、この後で開かれた議会運営委員会で思ってもみなかった展開が待っていたからです。