原発を停めた首相は「いい首相」だと思う

2011年6月12日 14時37分 | カテゴリー: 憲法・平和・社会

それだけで断然ベスト

土砂降りの雨が上がった土曜日の午後、全国各地で一斉に繰り広げられた「6.11脱原発100万人アクション」。生活者ネットワークも賛同団体です。私は渋谷も新宿も行けなかったけれど自宅で「アクション」したので参加したつもり。

原発推進の国策を変えるには、民意が「脱原発」を選択しないとダメ。このアクションがそのための原動力になるといいけど。

「菅降ろし」が喫緊の政治課題であるかのように与野党が気勢を上げ、メディアもこぞって煽るのを見ると不愉快でなりません。まるで恒例行事のように毎年首相が変わるのは民意でも何でもないのに、なぜそうなってしまうのでしょう。

私は、誰が何と言っても、浜岡原発を停めた菅首相は歴史上一番いい首相だと思います。なにしろ歴代のあまたの首相の中で、原発を停めた人はほかにひとりもいませんでした。もうそれだけで、ほかの誰よりも断然ベスト!

ただし菅政権がやったほかのことも全部いいなどとは言いません。高校無償化方針から朝鮮学校だけ排除していることや八ッ場ダム、外環などの建設事業をやめないことなど、絶対イヤなこともあるけれど、それらをマイナスしてもなお、私は最高点をつけようと思う。

さて13日から区議会定例会です。本会議で米国の核実験に抗議する意見書を決議することが議運理事会で決まり、事務局が作成した意見書の文案に対して「ネみ」が提案した修正案を各会派で検討中です。

事務局案は、米国が昨年11月と3月に実施した核実験を「100%被害者の立場から」非難・抗議する内容。日本の原発がいま現在世界中に迷惑をかけていることに全く無頓着なのは不自然だし抗議に説得力を欠くというものです。

だから「福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染が諸国に対して多大な不安と苦痛を与えていることに対して自らを戒めつつ」抗議する、というように書き加えたい、と「ネみ」は理事会で提案しました。

しかしこの案に対し第2会派の幹事長は「平和利用と核兵器とは別。原発に言及する必要なし」と。作家の村上春樹がスペインで「2度目の核の被害」と述べたスピーチのことが話題になりましたが、原爆と原発を「核」という共通項で語った村上氏の視線との、何という違いでしょうか。