城南信用金庫の挑戦を応援したい

2011年8月9日 15時44分 | カテゴリー: ごみとリサイクル, 核・放射能・エネルギー, 活動報告, 自治と議会とまちづくり

「とことん討論会」で考えた原発問題

8.3 古布リサイクルの現場を見学 越谷市
8.3 古布リサイクルの現場を見学 越谷市
今年で16回目にあたる「東京23区とことん討論会」が8月5日、大田区で開催されました。23区の市民・事業者・行政がいっしょになってごみ問題を「とことん」討論する場として毎年開かれてきた「とことん」ですが、これまで「核(のごみ)」を扱ったことはなかったそうです。

でも今年は違いました。基調講演が「いのちを守る—持続可能なエネルギーのあり方」というタイトルで環境エネルギー研究所の理事、松原弘直さんによる脱原発がテーマのお話。それから城南信用金庫の理事長、吉原毅さんの講演。

吉原さんは、金融事業者の立場で「脱原発」のメッセージを強く訴えた人として有名になりました。でも「原発に頼らない安心できる社会」に向けた決意を発信した当初、大手メディアはこれを無視(黙殺?)したそうです。

吉原さんにとっては、「社会貢献を使命とする信用金庫として」フクシマの事故を受けて何ができるか考えたとき、「脱原発」を選択したのはごく自然な流れだったのだと思います。だからメディアの対応は意外でした。

記事にしてもらおうと最初に連絡したのは、親しくしている読売新聞。でも全く取り上げようとしないので朝日新聞にも伝えた。しかし1週間たっても記事に載らない。このときに至ってやっと、「原発については何十年も前から報道規制がかけられてきた」ことがわかりました。

けっきょく東京新聞が大きく取り上げ、やがて「脱原発」を商品化したことで多くのメディアに理事長が登場することに。「脱原発商品」とは、太陽光発電設置者には預金金利を上げ、導入のためのローンは無利子にする、などです。

その後、浜岡原発をめぐる訴訟の原告になるなど「深みにはまって…(笑)」と語る吉原さんですが、「未来をつくる・安定した暮らしをつくるのがお金の役割。将来性・健全性をみて脱原発は当然のこと」と。こういう事業者を応援したいなあと思います。