2012年を迎えて思うこと 

いまできることをちゃんとやる

年の瀬の荻窪で「原発都民投票」街頭署名
年の瀬の荻窪で「原発都民投票」街頭署名
おめでとうございます、とふつうに言えない、今年のお正月。東日本大震災の死者1万5,800人、行方不明者がいまなお3,500人いて、福島原発事故の影響はこれからまだずっと続くことを思うと、「おめでとう」の言葉が言えません。

昨年は大変な年でした。夏ごろまでよく泣きました。ニュースを見て泣き、新聞や本を読んで泣き、インターネット画面を見て、人と話して泣き、テレビの連続ドラマ『おひさま』を見てもしょっちゅう泣いていました。

4月には選挙という大イベントをへて、議会にまた身を置くことになりました。女性5人で組んだ会派はユニークな存在として位置づき、議会への問題提起や原発問題に関する発信を続けてきました。

そして秋以降は「原発都民投票」。12月10日から始まった署名活動は2か月間限定、短期間で都民有権者22万人の署名を集めるため、新宿、渋谷、立川など都内各地で街頭活動が繰り広げられています。

私も高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪など杉並区内だけでなく銀座でも街頭署名活動に参加しました。期限の2月9日まであと1か月ですから、お正月とはいえのんびりしていられない気もちです。

震災を経験して「ふだんの何気ない暮らし」が貴重なことを思い知りました。そのときにできることをちゃんとやる、という当たり前のことが大事だということ。新年に寄せる思いとしてはささやかですが、改めて自分に言い聞かせています。