基本構想策定のプロセスにほしかった「子ども参加」

2012年3月17日 23時15分 | カテゴリー: 子どもと人権, 自治と議会とまちづくり

特別委員会での会派意見より

傍聴に来てくれた仲間たちと
傍聴に来てくれた仲間たちと
基本構想の審議会答申案が区長に提出されたのが1月、この答申の内容をそっくりそのまま「基本構想案」として2月議会に提案され、集中審議のための特別委員会が3月5・6日の2日間設置されました。

委員会の質疑で、ホームレスや住民票のない若者の意見反映がされていないことが指摘されましたが、子どもの意見聴取がされなかったことも残念でした。

21世紀ビジョンには「子どもの権利を尊重し」という文言がありますが、今回の基本構想には子どもを「権利の主体」としてみる視点が見られません。もし策定過程で子どもの意見を聞いていれば、きっと違っていたのだろうと思います。

生活者ネットワークが毎年区長に提出している予算提案に「子どもの権利条例」制定と子どもオンブズパーソン制度(権利救済のための監視システム)の導入を加えています。区の回答は必ず「ゼロ査定」なので提案にのせても無駄かと思うのですが、入れていないと「忘れてしまう」ので入れることにしています。

条例制定と権利救済のしくみは、なければないですんでしまうもの。ですがいじめ、虐待、不登校、などの子どもにかかわる問題は、「すべての子どもは人権・権利をもっている」ことを前提としてでなければ本当の解決になりません。

それが国連の「子どもの権利条約」の精神と理解しています。子ども一人ひとりが自分の幸せを追求する権利があること、自分の権利を堂々と主張することはわがままでも他人迷惑でもないこと、どの子も命を守る価値があること、というメッセージを発信することになると考えて、予算提案に入れています。

昨年の2月と6月議会の一般質問で、基本構想づくりにあたって「大人の側から子どもの中に入っていって」子どもと若者の意見を受けとめるよう提案しました。答弁は2月議会では「今後検討」、6月は「審議会の進捗状況を見て考える」というものだったので、期待しましたが結局意見聴取は行われませんでした。

当然ですが子どもも区民です。構想を実現するときには子ども参加が欠かせません。今後、子どもや若者の意見を意識的に引き出し、構想の実現に生かしてほしい、と要望しました。