「指導要領遵守」という名の「起立・斉唱」強制ではないか

卒業式の沈黙と忍耐

今年も沈黙で通した65秒間でした。小・中学校の卒業式で演奏される「君が代」の歌唱部分が、計ってみたら65秒。直立したまま、この間じっと耐えているわけですが、ある卒業式で他の議員が「起立しますか」と聞かれ「できない」と伝えたところ来賓席への列席を断られたそうです。

私の場合、起立はしているので歌わなくても注意を受けたことはありません。けれど、そういえば今年は、来賓控室から式場に移動する直前、副校長から「学習指導要領に基づいて執り行いますので国旗・国歌斉唱の際はよろしくお願いします」というひと言がありました。これまでになかったことです。

ほかにも、卒業式に参加の意思を伝えると「起立するか」問い合わせの電話があとからかかってきた議員もいます。

ほかの来賓にはそういうことはしないのでしょう。もちろん一般参加者に対しても「ご協力お願い」のようなことはしないと思います。おそらく、区議の中には「日の君」に批判的な者がいて来賓席で「不起立」されると目立つので、予防対策なのだろうと思います。

今年とくに「学習指導要領の遵守」に力を入れる指導でもしているのかと思い教育委員会にたずねると、特にそういうことはしていない、おそらく校長の判断だろうということでしたが。現実は限りなく強制に近い…。

異常な「歌わせたがり」の大阪市長の影響で、それ以前から超「歌わせたがり」だった都知事のいる東京での強制指導がさらに強化されているように感じるのは、私だけの考え過ぎでしょうか。だったらいいけど。

以前書いた『歌わせたい男たち』というすばらしい演劇のこと(こちら)を思い出します。もし今度上演される機会には、必ず「彼ら」が観劇できるように運動しようと思う。