「いじめ」のない学校を自分たちでつくろう――杉並「生徒会サミット」

2013年8月6日 15時22分 | カテゴリー: 子どもと人権, 杉並と東京都の教育と教科書問題

大津市の中学生がいじめを苦に自殺した事件が報道されたのは1年前のことです。もうずいぶん昔のことのような気がしてしまうのは、メディアが報道しなくなったせいでしょうが、いじめの現場にいる子どもたちにとっては間違いなく「いま現在」のことです。昔のことなんかじゃない。 

8月4日、杉並区の全中学校の参加で「いじめ」をテーマに開催された「中学生生徒会サミット」を参観して、そんなことを考えました。 

去年の秋、区議会で「児童会や生徒会が『子ども力』でいじめを克服できないか」と質問したとき、「中学校の生徒会サミットで話題にとり上げるよう助言する」と答弁が返ってきたことがあり、少し期待していたのですが、セシオン杉並という大きな施設のホールでのイベント開催という形で実現しました。生徒会の取組みは東京新聞朝日新聞にも大きく掲載され、どんなふうに開催されるのか私も楽しみにしていました。 

去年の夏の間はいじめ問題が日本中で語られ、私は9月区議会の一般質問でとり上げ(こちら)、チャイルドラインや子ども専門オンブズ設置の提案(こちら)や、構成的グループエンカウンターの実施拡大を求め(こちら

550人以上の人で満席の杉並区セシオン大ホール

)ました。そして10月の決算特別委員会では「児童会・生徒会の活動」としての、子ども自身による主体的な取組みができたらという、先に述べた質問だったわけです。 

全校の生徒会が集結したのは初めてのことといい、会場には550人が集ったそうです。ほぼ全席が埋まっていました。前半は、子どもたちが23校すべてでいじめに向き合い、なくすために自分たちは何ができるか時間をかけて話し合い、実践してきたことが報告されました。後半では代表校によるパネルディスカッションと、会場も含めての意見交換。

 ゲストに招かれた三屋裕子さんは、この日に至る準備段階から子どもたちの議論に付き合ってきたといい、単なる「人寄せパンダ」ではありませんでした。そのプロセスを共有してきたからこそ、子どもたちに対し的確なコメントが挟まれたのでしょう。最後に自身が子ども時代いじめにあっていたことを話した講評も印象深く、好感のもてる起用でした。