2020年「東京オリンピック」開催を喜べない私たちはヘンですか

2013年9月8日 22時53分 | カテゴリー: 憲法・平和・社会

オリンピック開催地決定が気になって早く目が覚めてしまった日曜日。「2020年東京開催決定」にこんなに落胆している私はヘンなのか。私の周辺には「東京以外」を熱望する声が断然多いのですが。 

生活者ネットワークは東京招致に反対してきましたから、「国民の総意としての夢がかなった」と言わんばかりの祝勝と歓喜一色の報道には違和感をぬぐえません。昨年3月の杉並区議会で招致決議が諮られたときのことはこちらに書きました。 

都議会でも、東京開催の意味が見いだせないこと、無駄な公共事業を誘発させる懸念、3.11被災地の復興や原発問題への取組みを優先すべきであること、オリンピックは「まだ一度も開催していない国」で開催するほうが望ましいこと…などを理由として反対してきました。 

これらの理由に加えて私は、この2週間ほどの間に会った人たちのことを考えると、とてもオリンピックどころではない、という気もちに強く動かされています。この人びとの中に、東京オリンピック実現を望む声はありませんでした。 

歴史教育の実践により懲罰的な解雇を余儀なくされた元教師や、都教委の教科書採択の理不尽さを告発し続けている人、特別支援学校や盲学校の施設の不備を驚くほど控えめに訴える保護者、定時制高校の全日制との格差を静かに抗議するPTAのかた、正規職としての位置づけを年々低下させられる学校司書…などが文教委員の私を訪ねてくださいました。

 東京都が予算編成作業にはいるこの時期は各種団体が要望書を提出する時期ですが、その内容について知ってほしい、と説明に来られます。話を聞くとどの要望ももっともで、なかにはすぐにでも対応しなければと思わせられる事項も少なくありません。盲学校生徒の通学路に関する要望については、さっそく現地調査を始めました。

 オリンピック東京開催が決まった以上、経済効果の皮算用ばかりでなく、安倍首相にはご自身が断言した汚染水処理の解決を遂行するのはもちろん、放射能被ばくに対する世界中の人たちの不安を払しょくするために全力で取り組んでいただこうではありませんか。

 もちろん、都議会では基金4,000億円の使い方についてチェックし情報公開を進めていきますし、便乗して無駄な開発が進行しないよう目を光らせていきます。