「徳洲会から5千万円」資金供与問題、猪瀬知事は辞職を

2013年12月8日 02時38分 | カテゴリー: 自治と議会とまちづくり

猪瀬都知事の「借金」問題が発覚したのは、特定秘密保護法案の衆議院での審議のニュースから連日目が離せなかった11月22日のことです。12月6日はこの悪法が国会で成立してしまった日ですが、都議会では5日の代表質問に続き一般質問で質疑が行われました。 

知事が医療法人徳洲会グループの徳田毅氏から現金で5,000万円の提供を受けていた事件は、発覚当初から本人の釈明が二転三転し、そのたびにウソっぽさが増幅するありさまに、信頼感はもはやゼロといっていい状態です。 

11月29日の都議会定例会初日は、知事が所信表明の中でどう説明するのか注目が集まりましたが、「初めての選挙で混乱し、先の生活に不安があって5千万円を衆議院議員の徳田毅氏から借りたが使わなかった。2月に返却するつもりだったが結果として延び延びになった。無利子無担保で借りたのは今となっては軽率だった。徳洲会に便宜を図ったことはない。収支報告書に記載しなかったのは不徳の致すところ。多大なるご心配ご迷惑をおかけし痛恨の極み。申し訳ない」と謝罪したものの説明は2分間だけ。 

5日の各会派による代表質問では厳しい追及があるかと思えば、自民・公明は「知事に答弁を求めない、答弁させない」という作戦に出たため、5千万円問題は共産・民主からの質疑だけになりました。 

知事は「5千万円を見たらびっくりして自宅に置いておけないと思い、すぐに返す予定だったので取り出しやすい妻の貸金庫に預け、保管を依頼した」などと答弁。また「徳洲会グループの都内での事業計画や、病院を経営しているという認識はなかった。グループに対して便宜を図ったことも頼まれたこともない」と再度強調し、辞職の意思のないことを強調しました。 

しかし仮に本人が言うように、都と徳洲会の関係をほんとうに知らなかったのだとしても、また個人的な借金だったのだとしても、悪質な選挙違反で強制捜査を受けているような徳洲会と5千万円もの大金を簡単に借りることのできるような密接な関係をもったことの政治的・道義的責任は免れません。

 6日、質問に立った山内れい子さんは生活者ネットワークとして「自ら辞職して信を問うべき」と迫りましたが、「都民のため国民のため一生懸命仕事をしていきたい」と見当違いの答えが返ってきました。 

本会議で知事をまったく無視した自公は、この問題について総務委員会で質疑を行うこととしています。