独断専行のトップをもってしまった日本の不幸。トップのいない東京は…?

2013年12月27日 17時09分 | カテゴリー: 憲法・平和・社会, 自治と議会とまちづくり

12月8日、善福寺川フォーラムで

12月26日、暮れも押し迫っての、首相の靖国参拝という愚挙。ドイツの首相がナチス戦犯の墓参りを絶対にしないように、日本の首相が決してしてはいけないこと。安倍氏の自己中心で独善的なふるまいに、強い嫌悪感と怒りで気分が悪くなりそうです。 

A級戦争犯罪人が祀られている神社に参拝することが何を意味するのか、知れば絶対やらないと思うのですが、全くそう思わない人びとが実際にはおり、首相はそういう人たちを大事にしたいらしい。そのためには中国・韓国はもちろん米国も、政権の仲間政党からの批判も耳に入らないようです。 

米国の「失望」という公式コメント発表は異例だそうです。理解されなくていい。でも正しいのは自分。正しいと思ったことを敢行する自分は美しい。――首相はそう思っているのでしょうか。党幹事長にさえ事前相談もなかった、と報道にありました。 

ここへきて安倍政権は、特定秘密保護法制定など国会での暴走、原発をベース電源とするエネルギー政策への転換、憲法を無視した韓国への銃弾提供…、どれをとっても政権力強化を加速させ、平和を志向どころか武器輸出に舵を切り、まるで紛争に加担しようとするかのようです。

 隣国との関係悪化を自分で招いておいて、「だから安全保障が」「秘密保護が必要」と言うつもりでしょうか。無責任なトップの独断専行で1億3千万人のふつうの人びとが迷惑をこうむるのです。だからといって、こんなトップをもってしまった日本の不幸を呪ってばかりもいられません。

 そして、トップのいなくなった東京都はどうでしょうか。知事選挙の日程は決まりましたが、候補者に名乗りを挙げた人はまだいません。市民の力が発揮できるような、どうせやるなら人間の尊厳を讃えるオリンピックだといって人権政策に正面から取り組む人がいいなあ、と個人的には思いますが。行政のトップとしてはバランス感覚が求められるところだし、発信力も交渉力も必要でしょう。そのような候補者が現れることを期待しています。