「リニア新幹線」が原発稼働の理由にされてはたまらない

2014年3月2日 01時00分 | カテゴリー: みんなの健康と福祉, 地球温暖化と省エネ, 核・放射能・エネルギー, 水とみどりと外環自動車道

 

2月23日「JR東海 リニア新幹線を考える」集会で

ことし都内某私立中学の社会の入試に次のような問題が出たそうです。 

2013年9月7日、2020年の第32回オリンピックが再び東京で開催されることが決まりました。東京都心の道路や鉄道などの交通網をさらに整備しようとする動きが出て、○○○中央新幹線の建設が話題になっています。今年中に着工し、2027年に品川から名古屋の間で、2045年には大阪まで開通することになっています。これにより、品川と名古屋の間を40分で行き来することができ、○○○中央新幹線の沿線は活性化し、経済効果も大きいと言われています。 

しかし、さまざまな問題点も指摘されています。○○○中央新幹線のしくみは、磁力の反発や吸引力を利用するもので、これまでの新幹線よりも速く走ることができますが、大量の電力が必要です。消費する電力の量は、大阪まで開通すると約47万キロワット、原発1基分にあたります。走る時には強い電磁波が生まれ、人体に悪い影響を与えるといわれています。また、品川から名古屋までの間の約8割は、地下深く掘られたトンネルを走ることになっていますが、現在の計画では南アルプスをトンネルが貫通します。このことは、南アルプスの豊かな自然を破壊するだけでなく、この先大きな地震が起きると大惨事を招くおそれがあります。大阪まで開通する予定の2045年には、日本の人口はおよそ9900万人に減ると予想されています。8兆円以上の費用をかけて、○○○中央新幹線をつくる必要はあるのでしょうか。(以下略) 

○○○に入るのは何か、という問いで、答えは「リニア」。2月23日に市民活動団体が開いた、リニア新幹線を考える集会でこの問題のことが紹介されると、参加者から「おお」という大きなどよめきが上がりました。 

超高速「夢の乗り物」と宣伝されますが、「原発1基分」の電気を食うような乗り物など、これからの省エネルギー社会への動きに逆行しています。リニア新幹線を走らせることが原発稼働の理由にされてはたまりません。 

超電導磁気の力で走るというしくみは新しいため技術が未熟である可能性が高いし、強い電磁場は小児白血病の発生率を上げると指摘されています。 

この事業について、いま東京都は、事業者であるJR東海が公表した環境影響準備書に対する意見を取りまとめているところです。今度の都議会生活者ネットワークの一般質問では、都民の不安を払拭できるよう、知事意見に毅然とした記述を求めることにしています。