「女性の活躍とは何か」考えさせられた田中優子委員の発言

2014年8月12日 07時11分 | カテゴリー: 女性・ジェンダー

7月31日、東京都公文書館を視察6月のヤジ問題事件について、都議会が自浄作用を働かせることができずにいる一方で、東京都はそのことを意識したのかどうかわかりませんが「東京都における女性活躍に向けた機運醸成を図ることを目的として」、8月1日、第1回東京都女性活躍推進会議が開かれました。

 団体代表や有識者などで構成される委員は37人ですが、その男女比は13対24。ほぼ1対2だから、さすがに女性が多いのはけっこうなことです。

 この日の出席は24人で、男女比4対20。おまけに会議の事務局を担当する部署は生活文化局・都民生活部・男女平等参画課で、ここは部長も課長も女性なので、都にしては圧倒的に女性の多い会議でした。

 2月議会では、生活者ネットワークは西崎光子さんが一般質問に登壇し、「女性が活躍できる社会に向けて」質問しています。舛添知事は「…企業経営者の意識改革を促すとともに、女性の活躍推進に向けた機運の醸成、安心して子どもを預けられる環境の創出や企業における女性の登用、就業継続の後押しなど、女性の活躍推進に取り組んでまいります」と答弁し、この7月からは新規事業として、女性の再就職に対する緊急対策を実施しています。

 6月に東京しごとセンターに視察に行った折にはまだ準備中でしたが、この日は事業が開始したと報告されました。都はほかにも、「起業女子全力応援交流会」の開催や審議会委員の女性登用を促進…など新たに取り組むとしています。

 出席した企業人や団体代表たちからも、「こんなにがんばっている」という趣旨の報告が続き、けっこうなことだなあと確認し会議が終わろうというとき、促されて発言した法政大学長の田中優子さんの言葉が印象的でした。

 田中さんは「『活躍とは何か』が気になって」と切り出しました。大学で言えば女性の部長を増やすことなどが課題だが、女性が教員になっているということですでに「活躍」している。「活躍」とは雇用促進のことではなく職業によって違う、ということを考えないといけないのではないか――。

 さすが、田中優子さん。アンペイドワークの問題も思い出させてくれた貴重な発言でした。