ガソリン蒸発ガスのPM2.5対策 ORVR車への転換を~2/27都議会の一般質問より④

2015年3月7日 12時46分 | カテゴリー: 地球温暖化と省エネ, 環境, 自治と議会とまちづくり

国が先日、PM2.5の排出抑制策のあり方について中間まとめを公表しました。その中で、自動車からの蒸発ガスであるガソリンベーパーについて対策を検討すべきとしています。揮発性有機化合物(VOC)の都内総排出量の14%が自動車の給油時や走行中に排出されるからです。自動車やガソリンスタンドの対策が求められます。

ガソリンスタンドの設置者に対して都は、2001年度から、タンクローリー車から貯留槽に移す際に発生するガソリンベーパーについて、回収設備の設置を条例により義務づけています。しかし自動車に対しては対策がされていません。

 米国では自動車の対策が進んでいます。給油時に出る蒸発ガスを回収し、車の燃料として再利用できる回収装置の装着を義務づけているのです。これはORVR車というクルマですが、日本の自動車メーカーも、アメリカ向けの輸出車はORVR車としているにもかかわらず、国内向けには販売されていません。

 VOCの発生を抑制するため、日本でも米国と同様にORVR車へ転換させる必要があると考え、見解を問いました。

 環境局長が答弁に立ち、ガソリンベーパーが自動車への給油時、走行時や駐車しているときにも大気中に放出されていると述べ、「ガソリンベーパーを回収できるORVR車は、技術的に直ちに対応可能であり、ORVR車への転換はVOC削減に有効な対策である。昨年11月に、九都県市が連携し、自動車の保安基準を定めている国に対して、ORVR車の早期義務づけを要請している」と、対策に前向きな姿勢を示しました。

 PM2.5の原因物質となるガソリンの蒸発ガス。大気汚染を改善する対策が急がれます。