米軍ゲート前の座り込みと辺野古沖の視察に「沖縄のいま」を体験する

72830日、自治体議員立憲ネットワークの活動の一環で沖縄に行ってきました。辺野古の新基地建設反対の運動が展開される現状を立憲ネットのメンバーで共有し、現地の議員の人たちと交流しようという企画です。

 「違憲立法」の悪名高い安保関連法案が衆議院を通過し、参議院の審議が始まっていますが、「戦争法案を廃案に」という抗議の声は各地域でますます大きくなっています。そういう時期だからこそ、在日米軍基地の7割が集中する沖縄の地に実際に身をおいてみるべきではないか。そう考えたことも参加の動機です。

 28日には沖縄県庁を訪問し、翁長雄志知事の「辺野古に基地は造らせない」という政策の遂行を支える県議のみなさんと意見交換しました。

 6月の議会では、県外からの土砂搬入に対し生態系保全のために規制をかける条例が可決されました。土砂の埋め立てなしに基地建設はできないため、工事にストップをかける効果が期待されています。この議案を通すため議員たちが党派を超えて連携プレーを駆使した話には、議会人として胸が熱くなりました。

 29日の水曜日は、ちょうど県内の地方議会議員たちが毎週行っている「止めよう辺野古新基地建設議員団」早朝行動の日というので、私たちも早起きしてキャンプシュワブのゲート前に合流することに。

この日の参加者はカナダ、インドなどからの国際人権NGOメンバーもふくめて、約350人。民間の警備員が監視するなか、6時半からのゲート前の座り込み行動に連帯し、参加者のリレートーク。各自「工事を進めさせない」メッセージに力が入ります。

 2時間ちょっとでその場は一応解散となり、私たちは船で辺野古沖へ。埋め立て計画エリアを実際に視察することができました。巡視船、監視船に見張られながらも、こんな美しい海を埋め立ててしまうことの罪深さを胸に刻みました。