文教委員会の教育庁質疑より6 ~性の多様性への理解を性教育の学びに位置付けよ

2015年12月22日 13時47分 | カテゴリー: みんなの健康と福祉, 子どもと人権, 杉並と東京都の教育と教科書問題, 自治と議会とまちづくり

文科省が今年430日、「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について」とする通知を発出するきっかけともなった2013年の調査では、小学生の中にも自分の性に対して違和感を持つ子どもが存在することがわかっています。

 多くのLGBT当事者が訴えているのは、就学前のうちから、自分の性への違和感を自覚する子どもも、自分と同性に対して性的指向を持つ子どもも実際にいる、ということです。

 文科省の通知文には「性同一性障害に係る児童生徒や『性的マイノリティ』とされる児童生徒に対する相談体制等の充実」という項で、次のように書いています。

 すなわち「教職員としては、悩みや不安を抱える児童生徒の良き理解者となるよう努めることは当然であり、このような悩みや不安を受け止めることの必要性は、性同一性障害に係る児童生徒だけでなく、『性的マイノリティ』とされる児童生徒全般に共通するものであること」とあります。

 研修で学んだことの成果を学校現場で生かし、創意と工夫をこらして、悩んでいる子どもたちをサポートしてほしい。さらに言えば、小学生のうちから性の多様性について学ぶ機会を、性教育の一環として設けることを都教委はすすめてほしいと思います。

 実は今回の質問は、杉並区議会で曽根文子さんが性教育について質問したおりに「小中学校の先生に対する性教育の研修がされていない」という事実を知り、都教委が行っている教職員向け性教育の研修について質したい、と考えたことが動機です。

 そして事実、教職員向け性教育の研修は実施されていないことがわかりました。「七生養護学校」問題がまだ尾を引いています。