舛添氏の知事としての資質が問われる

2016年5月18日 12時18分 | カテゴリー: 憲法・平和・社会, 自治と議会とまちづくり

選挙資金にかかわる疑惑問題で猪瀬氏が都知事職を退き、替わって就任した舛添氏ですが、知事としての資質を疑われる問題が、このひと月あまりの間にぞくぞくと露呈しています。

最初に指摘されたのが豪華すぎる海外出張です。随行員が多いだけでなく、ファーストクラスの航空機や貴賓室、ホテルのスイートルーム使用などにより、都の規定を超過した高額でした。知事は「必要な経費」と答えたものの、世間の批判が大きくなると海外出張費を検証する検討会を立ち上げるとし、6月末に結果が公表される予定です。

都庁などから湯河原の別荘に公用車を使って毎週金曜日、1年間で計48回通っていたことも公私混同の批判を浴びました。ここでも「ルール通り、全く問題ない」と、強気の発言を繰り返しましたが、鳴り止まぬ批判に「今後は別荘行きに原則的に公用車は使わない」と表明、その頻度も見直す意向を示しました。

さらに驚いたことに、過去の政治資金問題も急浮上しました。舛添氏の政治団体の政治資金が家族旅行や私的飲食などに使われた疑惑が報道されたことに対し、その後開かれた記者会見で、収支報告書の一部訂正や返金を行うと弁明しましたが、都民が納得できる説明にはなっていませんでした。

2時間にわたる記者会見の中で知事は、史上最高のオリンピックにするためがんばる、と続投の意思を示しました。しかし市民感覚にほど遠いお金の使い方で、しかも自分の責任を認めようとしない舛添氏の態度は、都知事としての品性と資質が疑われます。舛添氏の政治家としての道義的責任を厳しく問うものです。