舛添知事ついに辞任② 宙に浮いた「高すぎる海外出張のチェック体制」

2016年6月22日 10時27分 | カテゴリー: 自治と議会とまちづくり

舛添知事を辞任に追い込んだ最初のきっかけは、度を過ぎて豪華な海外出張のかずかずの実態が明るみに出たことでした。記者会見で批判されると舛添氏は「トップが2流のビジネスホテルに泊まりますか?恥ずかしいでしょう」と答え、それが傲慢とさらに批判を大きくしました。

海外のトップと比べても非常識なほど高額であるのに、超一流ホテルを選んだのは「自分からそうしたのではなく事務方がやったこと」と知事は言い訳しましたが、この点については確かにそのとおりだと思います。

それは石原慎太郎知事時代に始まったと聞いています。元知事のガラパゴス諸島などへの度重なる豪華海外出張が問題視され、規定額を超える場合は人事委員会と協議するようになりました。ところが、今回の生活者ネットワークの一般質問で、人事委員会は開かれないことが判明しました。

海外出張を企画する政策企画局も、条例を所管する総務局も金額の判断はせず、実際は事務局が書類を確認するだけです。都庁内にはチェック機能が全くないことが露呈しました。

舛添氏は海外出張のあり方について検証するための庁内検討会を設置し検討結果を6月末までに公表することを表明しました。

そこで生活者ネットワークは一般質問で「外部人材を入れて透明性公開性を高め、金額が妥当であるか厳しくチェックする体制が必要」と求めたのですが、知事の辞任により宙に浮いた形です。