観光都市の安全を考える

2016年8月16日 16時09分 | カテゴリー: 子どもと人権, 憲法・平和・社会, 映画・オペラ・おたのしみ

ザルツブルク市内のミラベル庭園にて

ザルツブルク市内のミラベル庭園にて

夏の休暇でザルツブルク音楽祭に来ています。1年ぶりのザルツブルクでいくつか気がついたことがあります。

コンサート会場やオペラハウスが集中する劇場街に警官が増えたこと。警備要員なのか、ヨーロッパ各地でのテロ頻発を警戒してのことだろうと思います。数年前にはオペラ観劇に来たメルケル首相夫妻に遭遇したことがありますが、世界中からセレブや要人も含めて観光客が集まる場所だけに当然かもしれません。

ホール内の案内係員も増えました。お客に座席の位置を教えたり、席まで案内したり化粧室の場所を教えたりする人。今年は数が増え、しかもその多くが若い女性になりました。昨年まではほとんどと言っていいほど男性でした。日本では若い女性が当たり前ですが、なぜ変わったのかはわかりません。

ムスリムの服装をした人を見なくなりました。イスラム圏は地続きなのでヨーロッパのどこに行っても家族で旅行しているらしい人びとに会うのですが、今年はそういう人を見かけません。

私のような気楽な観光客の知らないところで、少数者を排除するまちづくりが進行していないか、注意深く気をつけていないと見逃してしまいそうです。

リオ五輪に沸く世界が注目する、次の開催都市トーキョー。2020五輪があってもなくても、東京は安全な都市でなければなりませんが、その手法としてマイノリティー排除策をとるのは間違っています。少数者が共に暮らすまちこそ安全な都市だと証明する機会になれば、五輪を開催する意味があるというものです。