アウシュヴィッツを訪れて 〜その1

2016年8月22日 11時30分 | カテゴリー: 憲法・平和・社会, 映画・オペラ・おたのしみ

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強制収容所の入場料は無料ですが有料で公式ガイドツアーが各国語用意されています。若い人の見学者が多いことに救われる思いです 8/18

ザルツブルクを一時離れ、思い切ってアウシュヴィッツを訪れました。ナチスのホロコーストの舞台となった「死の工場」です。首都ワルシャワの南に約250キロ、古都クラクフから車で1時間半ほどの位置にアウシュヴィッツ強制収容所はあり、今はポーランドの国立博物館として世界中の見学者を受け入れています。

もともとはポーランドの政治犯の収容が目的で1940年に最初の施設群が造られました。翌年には収容拡大のため3キロ離れた地に5倍の規模の第2収容所、さらに別の場所に第3収容所も増設され、ピーク時には2万人、平均13,000〜16,000人もの囚人を収容していました。45年にソ連軍が解放するまでの5年間に150万人が死亡したとされます。

うち9割はユダヤ人で、その出身国はチェコ、ユーゴスラビア、フランス、オーストリア、ドイツなどに及び、ソ連軍捕虜やロマ・シンティ、精神障がい者、身体障がい者、同性愛者、聖職者などが囚人として、28か国から強制的に連行されここに集められました。

この人たちは殺しも盗みもしていないのに、生きていることが罪とされ暴力的に引き立てられ、狭い貨車に立錐の余地もなく詰め込まれ、ときには9日間も身動きできず、睡眠も排泄の自由もなく、貨物同然に鉄道で運ばれた終着点がここ、「死の工場」でした。