子どもの高次脳機能障がいについての啓発を ~11月8日の文教委員会<教育庁>事務事業質疑より④

2016年11月23日 16時49分 | カテゴリー: みんなの健康と福祉, 子どもと人権, 杉並と東京都の教育と教科書問題, 自治と議会とまちづくり

子どもが脳の病気を患ったり、交通事故や転落などでけがをしたりした後、言動が変わってしまい性格が変わったように見えることがあると言います。発達障がいと似たような症状が見られることもありますが、実際には高次脳機能障がいによる症状である場合があります。

高次脳機能障がいのある弟をもつ北区の大学生がイラストを描いたというパンフ

高次脳機能障がいのある弟をもつ北区の大学生がイラストを描いたというパンフ

学校内で柔道などの体育的活動により頭にけがを負い、それが原因で高次脳機能障がいが残ることも、今後起こらないとは言えません。子どもの高次脳機能障がいについて、担任教師や養護教諭をはじめとし、学校関係者は知っておくことが必要です。

啓発のためのリーフレットを東京都福祉保健局が作成したので、このリーフを有効に活用してほしいと思います。

都教委は、教職員が高次脳機能障がいについての理解を深められるよう、福祉保健局が実施する研修会の開催を小・中学校に周知し、参加を促進しているとのことで、この研修会では、都教育委員会が協力して作成したリーフレットが活用されているそうです。

高次脳機能障がいは、外面からはわかりにくく、脳のどこの部位が損傷を受けたかによって症状がさまざまで、認知症や自閉症スペクトラムと間違われやすいこともあり、正しく理解されにくい障がいと言われています。

子どもの場合はなおさら、一般的に知られていないため、親も学校も気がつかないまま、急に怠け者になったとか、反抗的になった印象を与えるようになり、周囲が戸惑うと言います。子どもにとって、教職員の中に高次脳機能障がいについての理解者がいるかどうかで、学校生活の充足の度合いにかかわります。都教委はよりいっそう啓発に努めてほしいと思います。