五輪PRグッズにかかった費用 ピンバッジ3,200万円  ~<オリンピック・パラリンピック準備局>事務事業質疑より①

オリンピック・パラリンピックの広報ツールとして、ピンバッジをはじめとしエンブレムを活用したさまざまなグッズが出回っています。東京都は何にいくら使っているのか、という質問をよく受けるので、事務事業質疑で確認しました。

知事を始め職員がよく襟元につけているピンバッジ。非売品だがなぜかネット販売されている

知事を始め職員がよく襟元につけているピンバッジ。非売品だがなぜかネット販売されている

組織委員会から開催都市に作成が認められている広報PRツールとして、東京都が作成したのはポスター、のぼり旗、横断幕、広報PR用バッジ、大会PRリーフレット、資料配布用の紙袋・クリアファイルだそうです。

広報PR用ピンバッジは、これまでに228万個作成し費用は3,200万円、おもな配付先は、都内区市町村、町会・自治会、都府県・政令市、スポーツ関係団体など。また、リオ大会のライブサイトやフラッグツアーなどの各種イベントの参加者に配付している、とのこと。

ポスターについては、オリンピック、パラリンピックのセットで約25,000部を作成、費用は約300万円。「大会エンブレム発表直後に、速やかに都庁舎及び議会棟の入り口などに提出したほか、都内区市町村、都府県・政令市、都内の学校に配布し掲出」だそうです。

ほかにも、大会PR用のリーフレットが45万部で230万円、のぼり旗1万セット、プラス横断幕で1,400万円と聞きました。

競技会場にかかる数百億という整備費に比べると小さな額とはいえ、都民の税金であることには変わりありません。生活者ネットワークはそもそも五輪大会の東京開催に反対ではありますが、PRグッズが、オリパラ開催を盛り上げるように、有効に使われることを要望しました。