市場はノンフロン化にも取り組んでほしい ~12月27日の豊洲市場特別委員会の質疑より

2016年12月30日 22時55分 | カテゴリー: 地球温暖化と省エネ, 消費者, 環境, 自治と議会とまちづくり, 食と農業

12月21日に開催された第4回市場問題プロジェクトチーム(PT)会議では、豊洲のコールドチェーンとHACCPの在り方について議論が行われました。いずれも食の安全を追及する市場にとって重要な要素であり、生活者ネットとしても大いに関心があります。

豊洲市場は閉鎖型施設で、商品特性に応じた温度管理を行うことができるなど、HACCPに対応できる施設として造られているとのことですが、市場として認定を取るのではなく、個々の事業者が取得するものだそうです。

市場と業者との関係は、ショッピングセンターとテナントのようなもの、と考えるとわかりやすいようです。

市場業者が「ISO22000」などHACCPの手法を取り入れた第三者認証の取得をめざすことは、卸売市場全体の品質・衛生管理の向上に寄与することになります。したがって都の立場は、事業者のHACCP取得を支援することです。

また大きな施設なので、温度管理には多大なエネルギーを費やすことになります。コールドチェーンに温度管理のためのシステムは不可欠ですが、システムには冷媒が使用されています。大型機器の冷媒として主流となっている代替フロンは、2016年モントリオール議定書の締約国会合において、新たな規制が合意されたところです。

国に先駆けてCO2の削減やフロン問題に取り組んできた東京都ですから、都が新たに整備する市場においては、国の規制強化を先取りして、温度管理や冷凍・冷蔵機器の整備のノンフロン化に取り組んでほしいものです。

まずは盛り土問題をクリアして、この市場の安心・安全に資する環境を確保することが優先ですが、そのうえで、さらに省エネ・省資源の視点も忘れずに、環境配慮型の取り組みを求めたいところです。