文化施設のトイレにLGBTへの配慮を ~5月29日文教委員会の陳情審査より① 

2017年6月17日 21時12分 | カテゴリー: 子どもと人権, 憲法・平和・社会

529日、都議会文教委員会で「建築物における性的少数者への配慮に関する陳情」について審査が行われました。文化施設のトイレについてLGBTへの配慮を求める内容です。次のような意見を述べて採択を主張しましたが、結果は不採択となりました。

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文化施設のトイレの問題については、特に音楽ホールにおける女性トイレが少ない現状についてかねてより問題を提起し、2014年の当委員会で増設を求めた(こちら)ほか、生活者ネットワークは機会あるごとに公共施設におけるトイレの課題について取り上げてきました。 

本陳情は、LGBTにとってのトイレ問題に関する提起として受け止めるべきと考えます。レズビアン、ゲイ、トランスジェンダー、バイセクシュアルの頭文字をとったLGBTは、性的指向・性自認を表す言葉としてここ12年の間に急速に広まり、これらの人たちが当たり前に暮らせる社会をつくっていこうとする機運が高まっています。 

電通の調査によればLGBTを自認する人は日本人全体の7.6%にあたり、左利き、AB型の人が日本人に占める割合とほぼ同じといわれます。LGBTの人たちの抱える問題はいま、社会の共通認識として定着しつつありますが、早急に解決が求められている個別の課題は数多く、公共施設におけるトイレの問題もそのひとつです。私たちのもとにも当事者からの切実な悩みが寄せられています。 

本陳情にあるような、障がい者などに配慮されたトイレをLGBTにも使えるようにしてほしい、という訴えも、そのような切実な声として都は真摯に受け止めるべきと考えます。 

最終的には、だれでも使えるトイレの個数そのものを増やしていくことが最善の解決策として望まれますが、まずは、障がい者、LGBT当事者のいずれに対してもその声を十分に聞き取り、実現を図っていくことを求めるものです。 

本陳情についてはその趣旨を採択すべきものと考え、意見を表明いたします。