学校希望制度の功罪・・・悩むお母さんたち

2007年9月17日 09時58分 | カテゴリー: 子どもと人権

なまじ選べるばっかりに

住所振り分けで決められた学校にするか、隣接する別の学校か——。杉並区立の小中学校に来年入学する子と親にとっては、いま悩める真っ最中かもしれません。学校希望申請の受付が始まっていて、10月3日までだからです。

去年11月、学校希望制度について情報交換しあう集まり「どうなってるの?区立小学校」を開いた地域の生協仲間から「ぜひ今年も」という話がもちあがり、14日に開かれたフォーラムに参加してきました。

集まった約20人のお母さんたちは必ずしも来年入学予定ではなく、子どもはまだ幼児なのにもう今から「わが子をどこの学校に入れようか」情報収集を始めている人が何人もいたのには、もう驚きません。去年もそうだったので。

来年入学する子のいる人は「選べるといわれ2校見学したが選びかねて困っている」と発言しました。決められた学校に入れるしかなかった、選べなかったころはよかった、と。また別の人は「何を基準に選べばよいのかアドバイスを」。

最後は自分の責任において決めるべきとわかっているけれど、聞かずにいられない、ということなのでしょう。

参加者からは、特別支援教育や通学路の安全性、いじめの実態、などについて疑問が出されたので、杉並区における学校教育の現状について、私がピックアップした約30のキーワードをもとにざっと説明しながら回答しました。

キーワードというのは、たとえば「教育ビジョン」「地域ぐるみで教育立区」「教育基本条例」「学校適正配置」「地域運営学校」・・・など。区の教育事業のすべてを網羅などとはとてもいえませんが、自分で説明しながら、杉並区ってこんなにいろいろな施策を打っているんだ、とあらためて認識。

問題は、それだけ多くの施策がいま目の前にいるどの子にも最高にいいことかどうか、小学校費69億4,600万円がそのために有効に使われているかどうか、ということです。それを審査する議会がもうすぐ始まります。