「教科書に真実を書いて」—沖縄の高校生の訴えに応える

2007年10月19日 11時45分 | カテゴリー: 自治と議会とまちづくり

区議会最終日の意見陳述より

第3定例会最終日に決議された、教科書検定に関する意見書提出案にわが会派は賛成し、それまでの経過といきさつについて杉並・生活者ネットのHPに書きました。そのとき述べた賛成意見の抜粋を以下に——。

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議員提出議案第8号「沖縄戦『集団自決』についての教科書検定に関する意見書」に、賛成の立場から意見を申し述べます。

賛成とする最大の理由は、この意見書が、いま現在、歴史の真実を求めて訴えておられる沖縄の人たちの側に立ち、その意を汲んで力になろうとするものであることが読み取れるからです。

集団自決が軍の関与なしにありえなかったことは歴史の事実であるとともに通説であり、であるからこそ従来教科書に書かれてきたことが、今年の検定では文部科学省が意見をつけたために削除や修正が行なわれる結果になりました。

ここに政治的な圧力があったのでは、という疑念についてここではあえて触れません。ただ、削除された部分がたった1行、たった数語であっても、そのことで心を踏みにじられた、国に裏切られたと感じた人たちの抗議に耳を傾け歴史の真実を教科書に載せよという声を発することは、全国に先駆けて原水爆禁止運動を発信し、平和都市宣言を掲げる杉並区のなすべきことだと考えるものです。

そしてもう1点、賛成の理由は、これが議会運営委員会の総意により提案されたものであることです。本日ここで議決されるということは、中学生の歴史教科書採択で深い禍根を残した杉並において、議会が国会、政府や全国に向けて市民の良心を示すことを意味します。そのことの意味は間違いなく重く、大きく、杉並区議会の貴重な財産になるものと確信します。

歴史をねじ曲げないでほしい、事実をありのままに教えてほしい、という沖縄の高校生の訴えに私たちが応えることができるとすれば、それは市民の良心をもって国会や政府に直接、正攻法で意見を送り届けることだと思います。

よって、区議会生活者ネットワークは議案第8号に賛成いたします。