師範館を特別支援教育専門の養成機関に

2008年10月14日 08時43分 | カテゴリー: 杉並と東京都の教育と教科書問題

障がい児教育に特化して—決算特別委員会の質問より②

特別支援教育の取組みは、当然ですが区内全小中校で実施されています。この取組み体制について決算委員会で質問しました。

特別支援教育では福祉や医療など関係機関との連携が不可欠。その要とされる特別支援教育コーディネーターは、各校で担当者が決められていますが、実際にうまく機能しているのかというと、必ずしもそうでないようです。「個人の資質」と区は考えているようですが、先生が忙しすぎることが本当の原因では・・・?

普通学級の中の「特別な支援を要する子」の介助にあたる介助員やボランティアが今年度増員され、また小学校高学年には勉強を手助けするための学習支援教員が導入されたことは大きな前進。ただし十分ではありません。

でも、区がすぎなみ地域大学での介助員ボランティア養成講座修了者に働いてもらって、「この体制でやっていく」と言っているのは、パート(介助員)、アルバイト(ボランティア)の人件費にこれ以上は出せないということのようです。

学期が変わるごとに別の学校に回された介助ボランティアは、「そのほうが経費が安く済むので」という説明を学校側から言われたといいますが、事実とすれば、子どもにとっての最善の利益を優先させ再考すべきです。

特別な支援を必要とする子の数は増えているといいます。普通学級の中にそういう子がいるのが「当たり前のこと」として受け入れられるよう、支援体制をしっかりしたものにしていかなければなりません。

杉並区としての特別支援教育を包括する体制として、済美教育センターの機能強化が求められます。済美センターにはこれまでの蓄積もあり、子ども発達センターや済美養護学校も近い、という地の利もあります。

また、現場に分かっている人を配置すること、特に普通学級の担任が理解していることが必要です。そういう教師を増やすため、以前から提案しているように、師範館を特別支援教育専門の養成機関にすべきと思います。

「師範館を修了すれば障がい児教育のスペシャリスト」といわれるような機関に
方針変更するのです。ボランティアの養成や専門的な研修も行う施設にする。これはとてもいい提案だと思うのですが、質問でなく要望としました。

写真 「私たちの食糧はだいじょうぶ?」榊田みどりさんの講演を聞く(10/11)