どうぶつ相談員に活動支援と研修を

2008年11月30日 09時47分 | カテゴリー: 自治と議会とまちづくり

区議会質問より 飼い主のいないネコとの共生について①

先ごろ荒川区で、飼い主のいないネコへの餌やり罰則規定をふくむ条例が提案されることが明らかになり、住民の間に賛否両論が巻き起こりました。この7月に杉並区内でネコが虐殺される事件が相次いでおき、野良ネコの問題が社会問題として認知されるようになってきています。

捨てネコの数が増えて鳴き声がうるさい、フンや尿のにおいが環境を悪化させる、などの問題を解決するには、捕獲して不妊・去勢の手術を施し、一代限りの命を全うさせて、時間をかけて数を減らしていくしかありません。

それを実行する主体として、ネコ好きな人たちがグループで、餌場を決めて集まってくるネコを責任持って管理し、フンの始末など世話する活動が「地域ネコ」の活動です。「地域で飼う」という考え方のベースは動物愛護の精神です。

かわいさから無責任にエサを与えるだけのネコ好きの人が問題を大きくしてしまっていることも事実ですが、捨てられるネコに責任はありません。動物の生きる権利を認めその生命が尊重される「動物福祉」が推進されるべきです。

区は、昨年出した「動物との共生プランへの提言」から動物適正飼養普及員(どうぶつ相談員)制度を具体化させました。すぎなみ地域大学の講座修了者の中から今年4月に23人が相談員として委嘱を受けています。

どうぶつ相談員は、おもにイヌの活動を望む人とネコの活動に興味のある人に分かれ、その人ごとに活動のレベルも異なります。委嘱を受けて半年過ぎても何をするのか、区が何を求めているのか分からない、という声がありますが、各人の得意分野や個性を区が把握し、適切な活動支援が求められます。

また、地域でおきている問題に対処できるような技術研修やスキルアップ研修を区として行うことが必要です。相談員の初心者の活動として、地域ネコ活動の現場調査などの経験を積むことが何よりの研修になるのでは、という質問とあわせ、区の答えは前向きでした。