「核なき世界へ」—大統領のその言葉を待っていた

2009年4月14日 08時48分 | カテゴリー: 憲法・平和・社会

米ロの首脳を広島・長崎に招待したい

オバマ大統領が4月5日にプラハで語った、「核なき世界」に向けて米国がリーダーシップを発揮していきたい、という演説にはちょっと胸が熱くなりました。その直前に北朝鮮のロケット発射強行があったことで演説により熱が入ったのでしょうが、米国の最高責任者が「唯一の核使用国」としての「道義的責任」に言及したことのニュース価値は、ミサイル発射よりもずっと上級です。

だいたい、性能からみて迎撃の可能性なしといわれているのに緊急非常事態のように煽られて、テポドン関連報道の騒ぎには不信感を禁じえなかったので、大統領の言葉に希望を見た思いがしました。

米国に住んでいたとき、子どもが中学で使っていた社会科の教科書に「ヒロシマ、ナガサキに原爆を投下したことで戦争終結を早めることができた。被害をより少なくできた」と書いてあったのを見て驚きましたが、それがあの国では一般的な評価だとすぐに知ることになりました。

64年たってようやくこういう発言が出てきたことの意味を、「唯一の核被害国」である日本がどう受け止め、世界に向けて何を発信するのか、見ている人は世界中にいるはずです。

ロシアと核軍縮に手を組もうとするのを傍で見ていないで、こんなときこそ歓迎の意味を込めて、広島や長崎に招待してはどうなんでしょう。

オリンピックを東京に連れてくるのは恥ずかしい、でも米ロの首脳を広島・長崎に連れて来て核廃絶に向けたメッセージを発信することができたら、どんなにか日本を誇りに思うことができるのに。

オバマ氏ならきっと喜んで来てくれるのではないかな。