いじめ予防に「構成的グループエンカウンター」の実施拡大を

2012年9月15日 23時07分 | カテゴリー: 子どもと人権, 杉並と東京都の教育と教科書問題

 

胸につけているオレンジリボンは子どもの虐待防止のメッセージ

9月議会の一般質問より⑤ いじめ[その3] 

いじめの予防策として効果的と思うのは、「構成的グループエンカウンター(SGE)」というプログラムです。本音を表現し合い、それを互いに認め合う体験を通して関係を築くことができるようになり、いじめを生じさせない学級・学校づくりに効果があると評価を受けています。 

杉並区でも、中瀬中学ではこのプログラムに精通した校長の指導のもと、2008年から09年度にかけ教育課題研究指定校として、「豊かな心を育む教育プログラムの開発」と題した構成的グループエンカウンターに取り組みました。 

取組みはその後も継続し、生徒間、生徒と教職員との間、さらには保護者同士の良好なコミュニケーションを生み出す効果をあげていると聞いています。いじめ予防策としてこの実践を他校にも広く展開することを求めました。 

これに対し区は、中1のフレンドシップスクールのプログラムに複数の学校でSGEを採り入れていること、それがいじめ防止につながるという認識を示しました。また教師に対しては、これまでの初任者研修だけでなく今年度から全教員を対象に実施しているとのことです。 

この質問をした9月6日は、品川区教育委員会が「いじめている側の子どもに対して『出席停止』の制度を積極的に適用していく」といういじめ対策方針を打ち出したことが大きく報道された日でした。この報道に関連して杉並区の見解を聞きたいと思い、再質問しました。 

「出席停止」は学校教育法で認められた制度ですが、教育的見地から好ましいとは思えません。杉並区が「それもひとつの方策」だなどと考えていなければよいが、という思いでの質問です。 

果たして、教育委員会事務局次長が「最後の手段であって積極的に採るものでない」と答弁してくれたので少しほっとしました。