学校災害の危機管理として「第三者機関」の設置を

2012年10月6日 21時31分 | カテゴリー: 子どもと人権, 杉並と東京都の教育と教科書問題

決算委員会の質疑より④ 

杉並区では2008年に杉並第十小で屋上の天窓から男子が転落死するという痛ましい事故がおき、その3か月後に事故調査委員会が「再発防止のための対策」をまとめました。ここで提言された「学校安全計画」は全校で作成され、「(仮称)学校安全委員会」は全校で設置されているといいます。 

ところがこの後、2010年に障害見舞金の給付が行われるような事故がおきています。この安全対策が、子ども同士の活動で事故がおきる場合や、いじめ自殺を想定していないのでしょう。 

たとえば、学校の外で柔道の技をかけられて重大な障がいが残ってしまったとして、学校の責任が問われるような場合でも、校長が「管理下」と認めないと手続きが進まないし、保護者が内容をチェックできるしくみにはなっていません。 

スポーツ振興センターの共済制度の給付対象には自殺もふくまれます。ただし校長が「学校の管理下」と認めなければ手続きに至りません。学校側が指導の不備を責められたくないために「管理下」と認めない、ということはないのか。 

保護者と学校間のトラブルになるおそれはないのでしょうか。これまで一度も係争事件にならなかったのは何よりですが、運がいつまでも続くとは限りません。 

学校の安全対策といえば、杉並区では全校に「さすまた」が配備されていますが、いつでも使えるように練習しているわけではないそうです。難しくないのかもしれませんが、一度も触ったこともなければいざというときに使えないでしょう。 

柔道など学校という場で子ども同士の間でおきてしまう災害で、いじめを別にすれば、どちらがいい・悪いという対立構造を生みだすことはよくないし、係争事件を起こしたくないもの。個人の責任にしない、事故に対処するしくみが必要なのではないでしょうか。 

具体的には、たとえば第三者的に調査し調整ができる人の配置です。先日のいじめの一般質問のときと同じく、オンブズマンの設置を求めました。