「そなエリア」とは「備える・エリア」なんだそうで、防災の体験と学習が無料でできるテーマパークといったところ。小学生連れの家族にぴったりの、でも大人にとっても「ためになる」施設といえます。
そして午後は、「さようなら原発集会」会場の明治公園へ。9.11から始まった脱原発全国アクションの最終日、9.19には都内で5万人がデモをしよう!と大江健三郎、落合恵子、内橋克人さんらが呼びかけたイベントです。
5万人も集まるだろうか、と杉並・生活者ネット事務局長の塚原彩子さんと話しながら千駄ヶ谷駅に着くと、ホームは身動きできないほどの人でびっしり。公園に向かう道路も人で埋め尽くされているのがホームから見えます。
ふつうなら5分で行けるところを30分以上のろのろ歩いて公園の入り口近くまでは行ったものの、明治公園に入れない人であふれているので集会参加はあきらめ、新宿駅に向かうデモ隊のコースに加わりました。
こういうところに行くと誰かしら、何年振りかの再会をふくめ知っている人に会うもので、合流して行進することになりました。私は「生活者ネット」ののぼり旗を持っていたので、人から声をかけられたりするのもうれしく。
それにしても、ものすごい数の人がいるのに、混乱がおきたり怒号が飛んだりすることもなければ、沿道にごみが散らかることもないのには感心します。今回は不当逮捕はなかったのでしょうか。だといいけど。
ただ夜のTVニュースの扱いは小さいものでした。集会参加者は2万7千人、デモは6万人と言っていましたが、それだけの人がひとつの目的の下に全国から集まり、自由に楽しく思い思いの表現でメッセージを発信したのです。そんなこと、歴史の教科書に載せてもいいくらいの出来事だと私は思うのですが。