「見すごすな 幼い子どものSOS」 女性トイレに啓発カードが

11月は児童虐待防止月間

左がDV防止、右が児童虐待防止カード
左がDV防止、右が児童虐待防止カード
11月に入ったある日、区役所でいつも使う女性トイレの洗面台にあるものが置かれていました。10月のある日から置かれるようになった、DV被害防止を訴えるカードと並んで、「子どもを虐待からまもりましょう」と書かれた名刺大カード。

「児童虐待に気づいたら…相談・連絡を」とあり、「虐待防止キャンペーン」のオレンジリボンにちなんでオレンジ色の縁取り。裏には「杉並区子ども家庭支援センター」のほか児童相談所など相談・連絡先の電話番号が。

11月は児童虐待防止月間だからだ。——すぐに気がつき、子育て支援課に聞いてみると、思ったとおりでした。キャンペーン月間にちなんでカードを作成し、役所の女性トイレに置くようにしたそうです。いいアイデアだと思います。

以前、いじめの問題について「加害者をつくらない対策こそがいじめ防止策」と書きました(こちら)。同じことは虐待にもいえます。子どもへの虐待も、相変わらず後を絶ちませんが、加害者をつくらない、悲劇を未然に防ぐのは子どものSOSをキャッチすることです。

このカードをほかのどこに置いたらいいか、だれに配ったらいいのか。大人用ではあるけれど子どもが持っていてもよさそうです。

思いついたら区役所の保健福祉部子育て支援課に教えてあげましょう。