杉並史に汚点残した 教科書採択の結果

落胆・・・やりきれない

不安と危惧が的中してしまいました。2回目の杉並区教育委員会臨時会が8月12日開かれ、歴史教科書として「つくる会」の扶桑社版が採択されました。全国から、いや海外からも注目が集まるなかでのこの結果です。

「民衆を蔑視しアジア諸国への差別意識にみちた戦争賛美の教科書は使ってほしくない」と活動してきた人たちのあいだに、落胆が広がっています。

採択手続きの過程で、調査報告書の記入をめぐって区に不自然な動きがあったらしいことが新聞報道され、区議会文教委員会、教育委員会で区の説明があったものの、4日の時点では納得できるとは言えないものでした。

この問題に関して区は十分に説明責任を果たしたのか、会議の様子を聞けなかった私には疑問が残ります。

それでも「杉並に『つくる会』の教科書はいらない」の声を粘り強く上げ続け、地道に行動し続けた市民グループの人たちと活動を共有できたことは無駄だったと思いたくないし、得るものがたくさんありました。署名活動では、5週間で1,136筆の署名を集め教育委員会に届けました。

杉並史に汚点を残す結果となりました。私にとっては、母校白鴎など都立中高一貫校に続いて杉並までもこういう結果になり、暗たんたる気持ちです。