「安保法いますぐ廃案!」8.30国会包囲に12万人が集結
安倍政権が制定をもくろむ安全保障関連法案は日を追って反対の運動が世代を超えて強く、大きく広がってきています。立憲主義に反し民主主義を壊す戦争法案は廃案にしなければなりません。
ところが首相はそれに耳を傾けるどころか、参議院で強行採決か、という声も聞こえてきます。これをなんとしても食い止め廃案に持ち込もうとする市民の大集会が8月30日開かれ、杉並・生活者ネットワークの仲間たちと参加しました。7月のデモに続いて今回も周囲の人たちに呼びかけ、国会前をめざしました。
丸ノ内線の国会議事堂前で降り地下改札口を出たところで、すでに先が見えないほどの人が集まっていました。警官による強硬な出口規制にあい、地上に出るまでの間にかなりの時間足止めされましたが、それほど多くの人が集結したということに少し興奮しました。
地上に出てからも不当なほどの通行規制にあって身動きできず、向かっていた憲政記念館にはたどり着けずじまいでした。私はどうしても次の予定がありやがてその場を離れましたが、後で12万人が集まったとニュースで知り、胸が熱くなりました。
12万人! すごいことです。「国会前10万人、全国で100万人の大行動を」とかつてない規模の呼びかけがされましたが、その目標を大きく超えました。とくに、これまでデモに行ったことのない「ふつうの」人が自ら立ち上がり、声を挙げたことがすごいと思います。
衆議院で7月に可決ずみであるため、9月13日までに参議院で採決されなければ、憲法の「60日ルール」により自動的に衆議院に戻されて再議決が可能となります。
しかしそんなことをさせるわけにはいかない。憲法のルールを踏みにじって米国の戦争に加担できるようにする法案を通すことは絶対に許せません。
小雨がぱらつくなか12万人が国会周辺を埋めた8.30大集会